20090904カコウアザミ
 和名を『火口薊』。これは牧ノ戸峠付近で撮影しました。
火山の火口近くに咲くので『火口薊』という名前なのかと
思いましたが、さにあらず。
ホクチ(火口)とは昔々、火をつけるのに使った綿で、葉の
裏の白い毛がホクチに似ていることから付いた名前。
また、薊とは名ばかりのキク科の植物です。花の形状は
薊に似ていますが、葉に棘がないので薊の仲間ではないの
かも知れません。
写真のうしろにも写っていますが、熊笹といっしょに自生して
いることが多いようです。
背丈も低めで、ちょっと控え目な秋の花です。