『坊ヶツル』
2008.03.08撮影 坊がツル
                2009.03.08撮影  法華院山荘側から望む平治岳(1642m)
先日、お客様から坊ケツルの名前の由来のお尋ねがありました。
思いつくかぎりのお話をしたのですが、私もブログに書いてみること
に…
そもそも、この坊ヶツルはかつて天台宗の霊場(九重山法華院白水
寺」として栄えた歴史ある名所です。
明治の神仏分離令後も本坊弘蔵坊があったところから、坊ヶツル
呼ばれるようになったといいます。
そう、坊ヶツルの坊お坊さんの坊だったんですね。
現在の法華院温泉山荘当主の弘蔵(ひろくら)氏は法華院第26代
目。本坊弘蔵坊を守りながら山荘を経営なさっています。
2008.03.08法華院
                                  2009.03.08撮影
また、『ツル』(釣) とは、水流のある平坦地をさす言葉です。
一帯は九重連山(大分県)に囲まれた標高約1220~30m台の
盆地で、九州では珍しい高層湿原であり中央部には筑後川の
源流、鳴子川が流れています。
この2つの理由から坊ヶツルと呼ばれるようになったのですね。
山男たち はこんな話に花を咲かせながら坊ヶツルでのキャン
プの一夜を語り明かしたのかも…