ホテルの裏山にあたる黒岩山斜面には『マンサク』が多く自生しており、毎年春一番に黄色い花を咲かせます。故先代社長が九重に山小屋をひらいた昭和30年の最初の冬は非常に厳しかったそうですが、3月12日に『マンサク』の花が咲いているのを見つけ、「どんなに厳しい冬の後でも春は必ず来る。」と勇気づけられたそうです。以来、当館では、毎年3月12日を『マンサクの咲く日』と心待ちにするようになりました。今年の冬も同様にとても厳しい冬でしたので、まだ『マンサク』の花は咲いていませんが10日過ぎにはきっと山を霞のように黄色く染めてくれることでしょう。
2011.03.05黒岩山