第37回九重観光ホテル・あじさいホール 山の音楽会が7月2日開催されました。カルテットがトリオになる偶発事故がありましたが、それはそれで魅力にしてしまう彼らの実力と明るさで素晴らしいコンサートとなりました。

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ヴィオラ奏者の来日が急きょ取りやめになったため、当館でのコンサートではヴィオラ・パートをクラリネットのマッシモが担当。これもサロン風コンサートのお楽しみでしょうね。写真は『リベルタンゴ』を熱演するジャンニ。アコーディオンのソロ演奏では『黒い瞳』を演奏、Vnで例えるとR.ラカトシュばりの超絶技巧炸裂でした。

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1st Vnのグラウコの技巧に加えてのパワー感、明るさは素晴らしく、決してドイツ音楽にはないイタリア音楽の魅力を伝えてくれます。2nd Vnの太田さんはヴァイオリンをルポーからオールドイタリーに変えて更に魅力アップ。

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クラリネットのマッシモはロッシーニの『クラリネットのための主題と変奏』を熱演、クラリネットってこれ程楽しくて凄い楽器なのと感動ものの演奏でした。写真は『ガブリエルのオーボエ』演奏するマッシモとジャンニ。

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アンコール後はこの日、ナビゲータを務めたソプラノ歌手の河野明子さんがご本人曰く「余興」で『フニクリ・フニクラ』、『オ・ソレ・ミオ』、『坊がつる讃歌』を歌って本当に楽しく終わりました。

次回のコンサートは8月20日、クラシックギターの橋口武史さんがロドリーゴの『ある貴伸のための幻想曲』(ピアノ伴奏)を演奏します。ロドリーゴの2曲あるギター協奏曲の2作目で名曲です。