紅葉の季節恒例のシュトス弦楽四重奏団を迎えてのコンサートが10月26日当館に於いて開催されました。シュトス弦楽四重奏団はNHK交響楽団員と同OBによって構成されN響の中でも永い活動歴を誇る室内楽ユニットです。それは1stVnの前澤均さんがウィーンに留学時代W.バリリ氏(ウィーンフィル・コンサートマスター、バリリ弦楽四重奏団)に師事したことに始まります。今回のリクエストプログラムはベートーヴェンの『ラズモフスキー第1番』だったのですがベートーヴェンなら後期の12番を演奏したいとの逆リクエスト。それならば親しみやすいハイドンの『皇帝』とのカップリングでお願いした次第です。ソローパートでの演奏も多く聴きごたえのあるコンサートとなりましたが、とりわけチェロが大活躍で西山さんの美音を心ゆくまで堪能出来ました。